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「弁護士 戸塚美砂のお助け警告状メール」のコピー用メール文章

 

〔「お助け警告状メール」~セクハラ編~ 〕

「貴殿は私の意に反する性的な言動を行いましたが,これは男女雇用機会均等法第11条に規定されている,いわゆるセクシュアル・ハラスメントに該当する行為です。かかる行為については,民法第709条により損害賠償責任が,貴殿の雇い主には,民法第715条による使用者責任,民法第415条による職場環境配慮義務違反,労働契約法第5条による労働者への安全配慮義務違反等の責任が生じるおそれがありますので,速やかに撤回及び謝罪を要求します。また,今後同様の行為をおこなった場合は,法的手段を執る可能性があることをご承知おき下さい。」

●「お助け警告状メール」の使い方
この画面を保存しておき、上司からセクハラメールが来た時に返信してください。
また、「脚がキレイだねー」とジロジロと見られるようなセクハラを受けた時にはこの画面を保存しておいて印籠のように出しましょう!
※具体的な行動,環境,背景事情等により,セクシュアル・ハラスメントに該当しない場合や,相手に法的責任が生じないこともあります。詳しくは弁護士や公的機関にご相談下さい。


〔「お助け警告状メール」~残業代編~〕

「貴殿(貴社)は,私に対し,連日所定時間を過ぎての勤務を命じながら,当該時間分の残業代を支払っておりません。所定時間を過ぎて勤務した場合,  雇用主は残業代を支払う義務が存しています。これまでの未払い分につき,即時お支払下さい。お支払無き場合は,民事訴訟等法的手続にて回収させて戴きます。なお,その際に割増賃金の未払いがある場合は付加金も併せてご請求致しますので,ご承知おき下さい。以上通知します。」

●「お助け警告状メール」の使い方
この画面を保存しておいて、上司にメールで送信してみましょう。また、いわゆる名ばかり管理職の方や,掃除など本来の業務では無くても業務上の命令で行った労働についても使うことができます。
※労働条件や仕事の内容等により,残業代の支払義務が生じなかったり,請求できる法的根拠が異なる場合もあります。詳しくは弁護士や公的機関にご相談下さい。

 

〔「お助け警告状メール」」~離婚編~〕

「貴殿より離婚の申し入れがありましたが,離婚するまでの間は,婚姻費用(民法第760条)月額●円のお支払いを請求致します。なお,慰謝料(民法第709条・第710条),財産分与(民法第768条),子どもの親権(民法第819条),養育費(民法第766条又は第877条),年金分割(厚生年金保険法第78条の2)などについて,私の希望に添って戴けるのであれば離婚に向けて検討する意向です。以上ご通知致します。」

●「お助け警告状メール」の使い方
この画面を保存しておき、夫から離婚の申し入れがあった時に返信してください。
※双方の帰責性の度合い,資力,離婚に至る事情等により,「お助け警告状メール」の内容どおり相手に請求することができない場合もあります。詳しくは弁護士や公的機関にご相談下さい。

 

〔「お助け警告状メール」~貸金編~〕

「貴殿との消費貸借契約(民法第587条)に基づきお貸しした金●万円について,期限の定め無きところ,催告から相当期間経過後(民法第591条)のため,既に弁済期が到来しております。ついては,即時に金●万円をお返し下さい。
全額弁済されない場合は,法的手段を執り,債務名義(民事執行法第22条)を取得した上,貴殿の給与差押え(民事執行法第145条)などにより回収させて戴きますので,ご承知おき下さい。以上通知します。」

●「お助け警告状メール」の使い方
この画面を保存しておき、貸したお金をなかなか返してもらえない時に送ってみて下さい。
※ 貸した証拠の有無や,相手が破産して免責を受けた等の事情により,法的手続を取ることが難しい場合もあります。詳しくは弁護士などにご相談下さい。

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